被災者をNPOとつないで支える合同プロジェクト

2009年11月10日

逆転の発想

◎そうだ!〇〇を売ろう -逆転の発想で不況に打ち勝つ-

 日 時:2009年11月2日(月)
 場 所:武雄市役所山内支所

 講 師:富士株式会社取締役 渡邊 竜一 氏
 演 題:温泉地の観光誘致等について

 講 師:株式会社いろどり代表取締役社長 横石 知二 氏
 演 題:上勝町いろどりの仕組みについて

 講 師:マイクロソフト株式会社企業市民活動推進部
      市場開発担当部長 森本 登志男 氏
 演 題:ICTによる地域の仕組みでくりについて

 有名な3氏のリレー講演です。

 短時間でしたが、密度の高い講演でした。
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 最初の講師の渡邊氏は、今後期待される中国市場と日本の「安心、安全、高品質」な付加価値の高い”情報”の相互発信・交流を行い、日本国内に新たの市場を創出されています。

 中国で「レッド・クリフ」にも迫るヒットした『非誠勿擾』は、舞台の一部が北海道の道東地区でロケが行われました。

 この映画の効果で続々と中国人観光客が舞台の北海道に押し寄せているいます。

 このようなフィルムツーリズムの事例が紹介されました。

 重要なのは、伝えたい相手の目線で伝えることだと思います。

 もし日本人目線でプロデュースしたいたら、これほどの観光ブームは起こらなかったかもしれません。
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 2番手は徳島県勝浦郡上勝町で葉っぱビジネスで有名な横石氏のお話です。

 限界集落とも言える場所で、それも高齢者を対象にビジネスを成功された例ですね。

 横石氏が一番強調されるのは「仕組みづくり」です。

 こんな場所で大きな収入は得られないと思っていたお年寄りに、情報を可視化することでやる気を起こさせた。

 頑張れば、頑張るほど利益が上がる事を目に見える仕組みを作ったことが成功につながった。

 そのために最初はファックスから始め、現在ではコンビニのPOSシステムの導入するなど、ICTを道具して利用されています。

 ただ、ここが問題です。

 ファックスにしろ、POSシステムにしろ、お年寄りに取っては縁遠い代物です。

 ここでお年寄りでも分かる見せ方や、扱い易い道具(大型トラックボール)を大胆に取り入れた事が良かった。

 ICTは若者だけのものと考えていては、この発想は生まれません。

 勿論、市場開拓も重要です。

 こちらは足で稼ぐしまありません。

 リアルとバーチャルは車の両輪です。

 どちらが欠けても、機能しない。

 相互に補完しあう存在です。

 今後はまだ遅れている、葉っぱ以外の産物にも拡大したと意欲満々でした。
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 最後はマイクロソフトの森本氏です。

 森本氏はIT企業の立場で、日本の地域活性化を分析されています。

 森本氏が上げられたキーワードは、「天、地、人」です。

 NHKの大河ドラマで有名になた言葉ですが、中国が発祥です。

 儒教の思想家「孟子」の言葉、「天の時は地の利に如(し)かず。地の利は人の和に如かず。」が原点だと言われています。

 また、ビジネスマンのバイブルの一つとした現在でも世界中で読まれている、兵法書「孫子」の「天の時と地の利を得て戦えば、常に勝利する」と言う言葉もあります。

 どちらも中国人共通の思想でしょうね。

 ちょっと脇道に逸れ過ぎましたね…。

 森本氏はこれを現代風に分かり易く、以下のように説明されました。

 天の時 = 外部環境
   地域コミュニティー再生には、自律的な戦略が必要。
   「よそ者」、「若者」、「バカ者」も取り込む。
   総合体制の牽引役の組織化が重要。

 地の利 = その地域の持つ資源
   地域資源の発掘・再発見が必要。
   神風は吹かない、吹いても長続きしない。
   地域にしっかり根付いた資源こそ重要。

 人の和 = 人的行動
   「個」活かす仕組みが必要。
   行動しながら人を育てる。
   次へ繋がる自律循環システムが重要。

 そうして活性化が成功している地域の共通点は積極的に組織的に継続的にだそうです。

 不況の時ほど ビジネスチャンス!



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Posted by 昏君 at 19:49│Comments(0)(* ̄ρ ̄)”ほほぅ…
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平田義信