閑甚日記

女帝斉明天皇の陵墓と特定／ジャンル別ニュース一覧 :佐賀新聞の情報コミュニティサイト ひびの
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　斉明（皇極）、天智、天武、持統、これらの天皇の時代は百済が滅亡して大陸への架け橋である朝鮮半島との接点を失った時期です。国際情勢の急変が日本にも大きな影響を与え、国内の情勢も不安定になっていました。壬申の乱を中心に、日本の大変革期だったと思います。

　そうしてこの時代に”天皇”と言う呼称が使われ出したとされます。不安定になった国内をまとめる為の、精神的な支柱が必要になってきたのでしょう。これまで使われてきた「大王（おおきみ）」を超える、力強い統治の象徴が必要になり、”天皇”が使われ出したと思います。

　今回の斉明陵の特定は、この時代の謎を紐解く大きな発見です。八角形と言う形も、日本の神道にも強い影響を与えた仙道の思想に繋がる気がします。八角形には、前方後円墳に無い安定を求めた気がします。

　個人的には天智帝と天武帝の血縁関係に一番興味があるのですが…。