2008年11月10日
微生物でレアメタル回収
地球上のほとんどの生物は細胞内のミトコンドリアで酸素を酵素を使ってエネルギーを作り出しています。これが酸素呼吸です。
それとは別に深い地中や水中などに棲む生物は、酸素以外の物を使い物も存在します。
海や川にすむシワネラ・オネイデンシスとシワネラ・アルジェという微生物は、酸素の代わりに泥の中の鉄イオンを取り入れ、別の鉄イオンにして体外に出す性質をもつそうです。
このユニークな「鉄呼吸」と言う性質に着目した小西康裕・大阪府立大教授らが、鉄の代わりにレアメタル(希少金属)を回収する事に成功したそうです。
現在までに金、プラチナ、パラジウム、ロジウムの計4種類が回収できたそうです。
レアメタルは電子機器に不可欠ですが、埋蔵量が少なく、価格が高騰しています。
そのため工場排水に含まれるレアメタルを回収しようと色々な試みがされていますが、工程が煩雑で時間やコストもかかっていました。
しかしこの微生物を使う方法は、時間も短く、作業も簡略化できる上に、レアメタルの濃度が低くても回収でき利点があります。もちろん本格的にやればコストも大幅削減できます。
非常に将来有望な技術だと思いますね。
金の粒子(黒い粒々)を取り込んだ微生物=小西康裕教授提供
還元細菌の断面。金の粒子が細胞の膜の間に取り込まれている=小西教授提供
それとは別に深い地中や水中などに棲む生物は、酸素以外の物を使い物も存在します。
海や川にすむシワネラ・オネイデンシスとシワネラ・アルジェという微生物は、酸素の代わりに泥の中の鉄イオンを取り入れ、別の鉄イオンにして体外に出す性質をもつそうです。
このユニークな「鉄呼吸」と言う性質に着目した小西康裕・大阪府立大教授らが、鉄の代わりにレアメタル(希少金属)を回収する事に成功したそうです。
現在までに金、プラチナ、パラジウム、ロジウムの計4種類が回収できたそうです。
レアメタルは電子機器に不可欠ですが、埋蔵量が少なく、価格が高騰しています。
そのため工場排水に含まれるレアメタルを回収しようと色々な試みがされていますが、工程が煩雑で時間やコストもかかっていました。
しかしこの微生物を使う方法は、時間も短く、作業も簡略化できる上に、レアメタルの濃度が低くても回収でき利点があります。もちろん本格的にやればコストも大幅削減できます。
非常に将来有望な技術だと思いますね。
金の粒子(黒い粒々)を取り込んだ微生物=小西康裕教授提供
還元細菌の断面。金の粒子が細胞の膜の間に取り込まれている=小西教授提供
Posted by 昏君 at 22:27│Comments(0)
│(* ̄ρ ̄)”ほほぅ…