被災者をNPOとつないで支える合同プロジェクト

2013年02月22日

佐賀が国際研究都市!

佐賀が国際研究都市なるかも知れない。


ILCってご存知でしょうか。

International Linear Collider、国際リニアコライダーのことです。簡単に言うと、いろんな国の素粒子物理学者が集まって新しく作ろうとしている、【まっすぐな】粒子加速器のことです。

 

このあいだ「Higgs粒子を発見したかも!」って大騒ぎになった実験装置がLHCです。これは陽子をぐるんぐるん円を描いて加速させる装置です。

それに対してILCは、電子と陽電子をまっすぐに加速させます。電子とか陽電子は円を描いて加速させるのが難しいのです。だからまっすぐ。

ILCとLHC

で、LHCみたいに陽子どうしを衝突させるのと、ILCのように電子陽電子を衝突させるのとではなにが違うのでしょうか。

LHCでつかう陽子はクォーク3つがくっついてできてる粒子です。陽子どうしがぶつかるってことは、6つのクォークがめんどくさくぶつかるので、めんどくさい計算をいっぱいしないといけません。

それに対してILC、電子と陽電子はどっちもレプトンって種類の基本粒子です(ここらへん参照)。それ以上細かくなりません。だから電子と陽電子がぶつかるってことは、2つのレプトンが単純にぶつかるってことです。わお、とってもシンプル。だから、でてくる結果もとてもわかりやすいものです、詳しくていねいに調べることができます。

ILCとLHC

ILCが動き出せば、Higgs粒子をとっても詳しく調べることができます。Higgs粒子があるのかないのかなんて、1日であるのかないのか確認できちゃいます。なにそれこわい。4つの力をまとめてしまうことができるかもしれません。暗黒物質も見つけることができるかもしれません。
すごいよILC!

日本で超巨大プロジェクトが動き始めました。

ILC・国際リニアコライダーと呼ばれる長さ30キロの巨大実験装置を作るプロジェクトです。
建設費用は8,000億円。
宇宙の始まりビッグバンを再現し、ヒッグス粒子に続く未知の素粒子を見つけるのが目的です。
この装置があれば、宇宙誕生の謎に迫れるといいます。
この装置の有力な建設候補地が日本の東北と九州にあるのです。

英国人 科学者
「ILCの理想的な建設地は日本です。」

英国人 科学者
「数多くのノーベル物理学賞をとっていますから。」

巨額の費用をかけてこの装置を作ろうとするのは、純粋な研究の枠にとどまらない効果が期待されているからです。

公共政策の専門家
「地域の開国や地域の活性化、さらには産業化につながる。」

ILCが出来ると、そこには世界の人材、企業が集結しグローバル都市が生まれます。
その経済効果は、少なくとも4兆円に上るといわれています。
科学者が仕掛ける新たな街づくりとは。
今夜は知られざるビッグプロジェクトに迫ります。

ヒッグス粒子を超えろ

  • 夢の巨大加速器で宇宙の謎に迫れ
  • 巨大加速器がひらく新たな地域創成





Posted by 昏君 at 22:14│Comments(0)ILC
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平田義信