被災者をNPOとつないで支える合同プロジェクト

スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上更新の無いブログに表示されています。
新しい記事を書くことで広告が消せます。
  

Posted by さがファンブログ事務局 at

2008年05月27日

ハイテク昆虫

 現在の半導体はシリコン基板の上に形成されたいます。ここで電子の移動を起こす事で、複雑な回路を稼働させます。しかし、電子を利用した回路には限界が来ているそうです。
 そこで登場するのが光子です。光子電子と違って、互いに干渉することなく回路を行き来できるので、光チップなら2次元ではなく3次元での設計が出来ます。その結果、超高速化が可能です。
 そうは分かっていても、光チップを実現するには「フォトニック結晶」と言う特殊な結晶が必要です。ダイヤモンドの結晶構造が理想的な「フォトニック結晶」だそうですが、密度が高すぎて利用出来ないとか。学者達も理想的な結晶構造が分からず、頭を悩ませていました。
 
 所が思わぬ場所から、お手本とな結晶構造が見つかりました。何と昆虫の外殻からです。その昆虫はアマゾン原産の体長2、3センチの甲虫で、いわゆる玉虫色の光沢のある外殻を持っています。この甲虫の外殻を構成しているキチン質の分子構造が、進化の偶然から、光コンピューターを作るのに最適と考えられてきた構造になっていました。
 これをお手本に、光チップを作ろうと言う事ですね。自然は時々、飛んでも無い事をやってのけます。まだまだ人間は、自然に学ぶべき所が多いと言う実例ですね。

 学名Lamprocyphus augustusという甲虫
 

 次世代の光チップ開発の鍵とな物質
   


Posted by 昏君 at 23:38Comments(0)(* ̄ρ ̄)”ほほぅ…
平田義信