閑甚日記

　ミクシィが利用規約を全面改訂します。
　ＳＮＳ最大手の動向は、他のＳＮＳでも気になる所です。
　その改訂の中でも特に気になったのが、第17条と第18条の内容です。


◎ミクシィの利用規約より抜粋
　※全文は（http://mixi.jp/rules_sample.pl）から

第17条　日記等の情報に関する権利

本サービスを利用して日記等の情報を投稿するユーザーは、弊社に対し、当該日記等の
情報が第三者の権利を侵害していないことを保証するものとします。万一、第三者との間で
何らかの紛争が発生した場合には、当該ユーザーの費用と責任において問題を解決すると
ともに、弊社に何等の迷惑又は損害を与えないものとします。

第18条　日記等の情報の使用許諾等
1
本サービスを利用してユーザーが日記等の情報を投稿する場合には、ユーザーは弊社に
対して、当該日記等の情報を日本の国内外において無償かつ非独占的に使用する権利
（複製、上映、公衆送信、展示、頒布、翻訳、改変等を行うこと）を許諾するものと
します。
2
ユーザーは、弊社に対して著作者人格権を行使しないものとします。


　この内容だと日記を書いた時点で、その日記は自分の物で無くなると言うことですね。
　んー、確かに最近ネット上で無責任な書き込みによる炎上が多発しています。
　これはそれに対処するものと思われます。
　ユーザーも責任を持った書き込みが必要ですね。
　でも理屈は理解できるのですが、心情的に納得いきませんね。

規約改定、ミクシィ意図説明。

　問題の18条に関するミクシィの発表がありました。
　一応、「日記を無断使用することはない」事らしいです。
　以下、意図説明です。


1）投稿された日記等の情報が、当社のサーバーに格納する際、データ形式や容量が改変されること

2）アクセス数が多い日記等の情報については、データを複製して複数のサーバーに格納すること

3）日記等の情報が他のユーザーによって閲覧される場合、当社のサーバーから国内外に存在するmixiユーザー（閲覧者）に向けて送信されること


　以上三点をユーザーに同意してもらったとの事。
　ユーザーが作成した日記や映像、イラストは、ユーザー自身が権利を有することに変わりはなく、ミクシィがこれらの著作物をユーザーに無断で使用することは無いと強調しています。
　説明不足だったようですね。