閑甚日記

「花王」が、そのメカニズムを解明しました。

ワキガ臭の主なニオイは３種類
◆硫黄臭（生臭く鼻をつくニオイ）
◆スパイシー臭（カレーのスパイスのようなニオイ）
◆脂肪酸臭（古い雑巾のようなニオイ）

この内スパイシー臭と、脂肪酸臭は汗腺分泌物が、皮膚の細菌によって分解されて
発生する事が解明されていました。
しかし、ワキガ臭を最も特徴付ける硫黄臭（生臭く鼻をつくニオイ）の発生メカニズムについては解明されていませんでした。
それは、分泌物が非常に微量で解析困難だったためです。
それを「花王」がワキガ臭を引き起こす汗腺分泌物を正確に測定する技術を開発し、発生メカニズムを突き止めました。
硫黄臭の場合も他の臭気と同じで、元々は無臭の汗腺分泌物が、皮膚の細菌によって分解されて発生するようです。
また、従来から言われていたように、ストレスが汗腺分泌物の分泌を増やす事も確認されました。

この研究結果がワキガの治療や製品開発に役立てば、ワキガでお悩みの方にも朗報となるでしょうね。

※花王株式会社　ニュースリリース 　『ワキガ臭の発生メカニズムを解明』
　　http://www.kao.co.jp/corp/news/2007/1/n20070308-01re.html