2007年11月11日
『船場吉兆』さんいい迷惑です!

『佐賀牛』の知名度も上がってきたのに、いい迷惑です。
和牛の素牛(子牛)どこの産地でも同じで、全国から購入してきます。それを肥育(大きく育てる)産地で銘柄が決まります。
『佐賀牛』は松阪牛・神戸牛・但馬牛等の有名銘柄にも決して劣りません。今は規制が厳しくなり、和牛おいては全てDNA単位で固体管理しているので、検査すれば直ぐ分かります。実際に昔は今程規制が厳しく無かったので、佐賀県産の和牛を松阪牛等の銘柄で売っていたのです。でも『佐賀牛』は有名ブランドにも劣らない自信があるので、佐賀県の統一ブランドとして売り出し、市場もそれを認めてきています。
『船場吉兆』自信も新聞の記事で『佐賀牛』の品質の高さを認めています。堂々と『佐賀牛』で売って欲しかったですね。
◎西日本新聞(2007/11/10)
『船場吉兆』 本店も偽装 組織ぐるみの疑い 農水省、厳しく調査へ
消費・賞味期限切れの総菜や菓子を販売していたばかりか、九州産牛肉の偽装までもが明るみに出た『船場吉兆』(大阪市)。農林水産省の改善指示を受け9日、同市で記者会見した同社幹部は頭をうなだれ、謝罪の言葉を繰り返すばかりだった。「現場任せで知らなかった」という岩田屋(福岡市)店舗での偽装に『船場吉兆』側の関与は本当になかったのか。
【解説】不二家、ミートホープ、赤福…。そして『船場吉兆』も同じ道をたどるのだろうか。当初は会社の組織的不正を否定しながら、後から次々に不正行為が明るみに出た各社と『船場吉兆』には共通点がある。
福岡市で菓子や総菜の消費・賞味期限の改ざんが発覚したとき、『船場吉兆』は「現場がやった」と、店のパートやアルバイトの判断と主張し、組織的な偽装を否定。福岡市に提出した業務改善報告書では「現場販売者の悪質な恣意(しい)的な行為」と、結論づけている。
だが、農水省が明らかにした大阪本店での産地や原材料の偽装は、少なくとも表示に対する同社のずさんな体質を示している。農水省は伝票や帳簿類から、会社ぐるみの偽装の疑いを強め、調査を進める構えだ。
本店での偽装についても、同社は農水省に対し「(牛肉については『佐賀牛』なども)但馬牛に劣らず品質がいいので表示を変えなかった」と説明。この日の会見でも経営陣の関与を否定したが、苦しい釈明と映る。
農水省は、福岡での消費・賞味期限の改ざんについても、同社の主張に疑いの目を向けている。経営陣が知らなかったと言い切れるのか。直接の指示ではなくても、現場に改ざんをさせるような圧力を与えていなかったのか。帳簿類などの調査やさらなる事情聴取にも取り組むという。
今後の調査で新たな不正が明らかになれば、高級料亭吉兆グループを経営する「のれん」は地に落ちる。 (東京報道部・吉武和彦)
Posted by 昏君 at 22:30│Comments(0)
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