被災者をNPOとつないで支える合同プロジェクト

2009年03月10日

これヤバいかも

これヤバいかも この報道の詳細は不明だが、事実ならヤバいでしょうね。
 せっかく今まで築き上げてきた「佐賀牛」ブランドに、汚点を付ける事にならねば良いにですが…。

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佐賀牛 UAEへ不正持ち込み 手荷物に紛れ込ませドバイへ 売り込み焦った?
東京新聞(2009/03/10)

 高級なブランド和牛として佐賀県がオイルマネーで潤う湾岸諸国へ売り込みを図る「佐賀牛」。古川康知事自ら旗振り役となり強力に推進してきた。その焦りか、イスラム教にも、日本の輸出ルールにものっとらず、県の担当者が牛肉をアラブ首長国連邦(UAE)に不正に持ち込み、王族たちも集う場に提供していた。王族たちが食べたかどうかは不明だが、代償は高くつきそうだ。 (山川剛史、秦淳哉)

出国の際に検疫受けなかったらしい。
農林水産商工部流通課の担当職員は、佐賀牛15kgを手荷物として機内に持ち込んだ。
「販売を目的でない輸出なので、検疫は必要ないと考えた」らしい。
佐賀牛はアラブ首長国連邦の日本領事館のレセプションで提供された。

石破農相は佐賀県の説明を聞き、事実なら厳正に対処すると言っています。
困ったものです。


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中東攻勢 つまずく イスラム圏 不信招く恐れ 佐賀牛不正輸出

西日本新聞(2009/03/11)

 佐賀県職員がブランド和牛「佐賀牛」の肉を検疫を受けずにアラブ首長国連邦(UAE)に不正輸出していたことが10日発覚した。県職員による不正輸出というコンプライアンス(法令順守)の問題はもちろん、イスラム教の戒律に沿ったハラール処理を適切にしていなかった行為に、在日イスラム教団体は「とても悪いこと」と反発。中東関係者などの不信感を招く恐れもある。

 「世界ブランドになりえる佐賀牛を売り込みたい」。古川康知事は昨年6月、佐賀牛の中東輸出計画を打ち出した。「(佐賀牛を扱う)最高級ホテルを2店舗以上開拓しろ」。知事の号令で県の流通担当者は、富裕層が集まるドバイ(UAE)の高級ホテルに飛び込みの営業を繰り返した。

 今年2月までの計4回、佐賀牛を持ち込んで試食会などを開いたが、問題となった昨年11月の日本総領事館主催のレセプションはUAEの王族や政府関係者も顔を並べ、アピールする絶好の機会だった。

 しかし、そこで提供した肉は未検疫という国内法を犯したばかりか、UAE政府が認証するハラール施設で食肉解体をしていなかった。

 県流通課の納富一政課長は「今回の件が佐賀牛ブランドへダメージを与えないよう、イスラム界に丁寧に事実関係を説明して理解を得たい」とするが、日本国内のイスラム教団体「イスラミックセンター・ジャパン」(東京)のサリーム・ラマン・ハン宣教理事は、「UAE政府公認の施設でハラール処理されていない牛肉を持ち込んだことが伝わると(佐賀県の)商売は駄目になるでしょう」と指摘した。

■悪質な場合 農水省告発

 佐賀県の担当者がブランド牛「佐賀牛」を動物検疫所で輸出検疫を受けずにアラブ首長国連邦(UAE)へ不正に持ち出していた問題で、農林水産省は10日、過去に同県が不正輸出をしていないか調べ、不正と知りながら繰り返すなど悪質な場合には家畜伝染病予防法違反容疑で告発することを明らかにした。同法違反の罰則は3年以下の懲役または100万円以下の罰金。県行政機関の違反は例がないという。

 農水省は昨年12月に同県が牛肉をUAEに持ち出したとの情報を受け輸出検疫などを調査。不正の可能性が高まったため、同県に対し1月19日付で(1)輸出検疫の証明書番号(2)輸出量(3)宗教上手続きの認証団体‐など10項目を確認する文書を送った。同県が2月16日に回答した文書は輸出検疫証明書番号が空欄で、同県の施設で問題の肉を解体処理した団体「イスラミックセンター・ジャパン」を認証団体として記述していた。

 農水省は回答が不十分として再度、事実関係を照会中で、同県の再回答を待って過去の不正輸出などを調べる。石破茂農相は会見で「違法が明らかになれば、法にのっとり厳正に対処する」と述べた。


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 ハラール食品には下記の様なマークが付けれているそうです。

これヤバいかもこれヤバいかもこれヤバいかもこれヤバいかもこれヤバいかもこれヤバいかもこれヤバいかも


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佐賀牛 検疫通さず中東へ
朝日新聞(2009/03/11)

 イスラム教徒が食べられる牛肉には、豚と同じ食肉処理場を使わないことや、祈りながら処理することなど、厳格な条件がある。日本では、埼玉県と大阪府の施設だけがUAEに輸出できると認められている。

 08年11月に県が持ち込んだ肉は、多久市の県食肉センターで10月に処理した。輸出認可を任されている宗教法人イスラミックセンター・ジャパン(ICJ)が立ち会った“リハーサル”には、同センターは処理施設として合格したが、UAE政府が視察した“本番”では不適格とされた。

 県は「お土産なら黙認」という総領事館に従い、ICJが出した合格を自主的な施設基準として、レセプションに牛肉を提供。約400人が参加したレセプションは日本人が大半だったというが、現地の関係者もおり、ハラルについて質問した人には経緯を説明して納得した上で食べてもらったという。

 だが、ICJのサリーム・ラフマーン・ハーン理事は「牛肉の処理に立ち会った際、私たちは合格を出したが、最終的にはUAE政府の判断に従うよう話した。それを破って牛肉を持ち出したとなれば、佐賀県だけでなく日本は信用できないと現地の人から思われてしまうだろう」と憤る。

 農林水産省もハラル処理について疑問視しており、県に事情説明を求めている。県には、これまでイスラム教関係者から苦情や問い合わせは無いという。古川康知事は「(レセプションという)限られた空間で出すものには、厳格なハラルは要求されないと聞いていた」と、総領事館のお墨付きを主張するが、今後の佐賀牛中東進出の足かせになる恐れもある。

佐賀牛のUAE輸出を巡る経過
08年7月23日 古川康知事が「08年度中にUAEに佐賀牛の輸出を実現したい」と表明
10月中旬 県食肉センター(多久市)でイスラム法に沿った食肉処理ができるか判断するため、UAE政府調査員と、在日ムスリム団体ICJの役員が佐賀牛の解体処理を査察
11月23日 県職員が佐賀牛をトランクに詰め、国内空港での検疫を受けずにUAE・ドバイへ出発
11月25日 UAEが県食肉センターの認証を見送り、同施設で解体した佐賀牛のUAE輸出が不可能に
11月26日 在ドバイ日本総領事館が天皇誕生日を祝うため開いたレセプションで佐賀牛を提供
09年1月19日 農水省が県に対し、佐賀牛のドバイへの持ち込みの経緯について文書で照会。県は2月に回答
2月下旬 県が、ドバイで開催された食品見本市に埼玉県の認証施設で処理をした佐賀牛100キロを出品
3月4日 農水省が再度、県に経緯をただす文書を送達。家畜伝染病予防法に触れる恐れもあるとして詳しい説明を求める


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佐賀牛問題 農水省、3カ月間放置 指導せず黙認か
東京新聞(2009/03/11)

 佐賀県の担当者がアラブ首長国連邦(UAE)に、イスラム教の条件を満たさず、必要な動物検疫も受けていない同県のブランド牛肉「佐賀牛」を持ち込んでいた問題で、農林水産省は事実を知りつつ、約三カ月間にわたり放置していたことが十日、東京新聞の取材で分かった。 

 問題の牛肉十五キロは昨年十一月二十四日、県担当者が手荷物に紛れ込ませてドバイに持ち込み、二十六日に総領事公邸に王族や政府関係者らを招いて開かれた日本食材レセプションで提供された。

 主催者でもある農水省は数日後、総領事館からの報告文で、提供されるはずのない佐賀牛が出されていることに気づいた。検疫実績もなく、不正持ち出しの疑いが強まり、同県を家畜伝染病予防法違反で告発することも検討した。

 だが、その後は県と一回、書面をやりとりしただけで、再発防止も指導していない。

 本紙が今月三日夕、農水省に県名を伏せて違反事例の有無を取材した翌日、同省は県に「(違反は)極めて遺憾。行政不信を招く重大かつ深刻な事態」として十六日までに詳細な報告を命じる文書を出した。

 同省の関係各課では「年末年始を挟み事実関係の確認に手間取った。県がなかなか回答しなかったことも大きい。取材がなくとも県に文書を出す予定だった」などとし、違反をうやむやにする意図はなかったとする。

 ただ、同省には二〇一三年までに農林水産物の輸出額を一兆円規模にする目標がある。和牛輸出は高額な貿易が見込め、省内では、違反を表面化させて貿易の可能性をつぶすことを恐れた、との指摘も出ている。


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Posted by 昏君 at 08:21│Comments(0)凸(--メ)(--メ(--メ)凸
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平田義信