閑甚日記

中間貯蔵施設「慎重に」
佐賀新聞（2009/03/26）　　 　　Ｉ　Ｄ　　：７３８
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　伊万里市議会（前田教一議長、二十四人）は二十五日、東松浦郡玄海町の岸本英雄町長が、原子力発電所の使用済み核燃料を保管する「中間貯蔵施設」の建設
を検討するとした発言について、岸本町長と古川康県知事に対し、県民への十分な説明などを求める意見書を賛成多数で可決した。

　同市は、国の防災対策基準（半径十㌔）の圏外にあるが、玄海原子力発電所に最も近い同市北部の波多津町は十二㌔しか離れていない。

　意見書では「再三、意見書提出や、原発事故における風評被害等への懸念を申し入れてきたが、ほとんど無視されてきた」と県や玄海町などの原子力行政の在
り方を批判。岸本町長に対し、半径十㌔圏外の近隣自治体も含めた形での説明と慎重な判断を、古川知事には岸本町長の発言に関する事実関係の究明などを求め
ている。（武田）