危険性、不要性を訴え─佐賀市で脱原発学習会
佐賀新聞(2009/04/28)
九州電力玄海原子力発電所(東松浦郡玄海町)で今秋にもプルサーマルが始まることを受け、京都大原子炉実験所助手の小出裕章氏を招いた脱原発学習会(グリーンコープ生協さが主催)が27日、佐賀市文化会館であった。小出氏はプルサーマルの危険性、不要性を説明し、「プルトニウムの利用は負の遺産を残すだけ」と訴えた。
小出氏はプルサーマルの危険性について、「灯油ストーブにガソリンを入れることと同じ」と表現。安全余裕度は確保されているとする電力事業者の説明に対しても「余裕度を低くしてまでする必要性はない」と強調した。
また、高速増殖炉の実用化が進まない現状では「核燃料サイクル自体が破たんしている。経済性の観点からもプルサーマルは不要」と指摘。「状況は厳しいかもしれないが、何としてもプルサーマルをやめさせたい」と話した。
【写真】プルサーマルの危険性などについて講演する小出裕章氏=佐賀市文化会館
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玄海原発プルサーマル計画:脱原発で学習会 佐賀で90人が参加
毎日新聞(2009/04/28)
今秋にも九州電力玄海原発3号機で始まるプルサーマル発電をめぐる「脱原発学習会 止めよう!!玄海プルサーマル」が27日、佐賀市であり、約90人が参加した。
グリーンコープ生協さが理事会主催。田中裕子理事長は「怒りをぶつけるだけでなく子供たちに何を残していけるかという思いで取り組みたい」とあいさつ。続いて京都大原子炉実験所助教、小出裕章さんが講演した。
小出さんは、プルサーマルが原発の使用済みウラン燃料から取り出したプルトニウムをウランと混ぜた「MOX燃料」を使う点について「日本が保有する核兵器の材料となるプルトニウムを国際公約上減らすため、苦し紛れに考え出された」と指摘。
使用済みMOX燃料について「送り先は何も決まっておらず、原発の敷地にため続けることになる」とし、「プルサーマルだけでなく原発がいいかどうかが問われている」と問題の本質を指摘した。【関谷俊介】
佐賀新聞(2009/04/28)

小出氏はプルサーマルの危険性について、「灯油ストーブにガソリンを入れることと同じ」と表現。安全余裕度は確保されているとする電力事業者の説明に対しても「余裕度を低くしてまでする必要性はない」と強調した。
また、高速増殖炉の実用化が進まない現状では「核燃料サイクル自体が破たんしている。経済性の観点からもプルサーマルは不要」と指摘。「状況は厳しいかもしれないが、何としてもプルサーマルをやめさせたい」と話した。
【写真】プルサーマルの危険性などについて講演する小出裕章氏=佐賀市文化会館
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玄海原発プルサーマル計画:脱原発で学習会 佐賀で90人が参加
毎日新聞(2009/04/28)
今秋にも九州電力玄海原発3号機で始まるプルサーマル発電をめぐる「脱原発学習会 止めよう!!玄海プルサーマル」が27日、佐賀市であり、約90人が参加した。
グリーンコープ生協さが理事会主催。田中裕子理事長は「怒りをぶつけるだけでなく子供たちに何を残していけるかという思いで取り組みたい」とあいさつ。続いて京都大原子炉実験所助教、小出裕章さんが講演した。
小出さんは、プルサーマルが原発の使用済みウラン燃料から取り出したプルトニウムをウランと混ぜた「MOX燃料」を使う点について「日本が保有する核兵器の材料となるプルトニウムを国際公約上減らすため、苦し紛れに考え出された」と指摘。
使用済みMOX燃料について「送り先は何も決まっておらず、原発の敷地にため続けることになる」とし、「プルサーマルだけでなく原発がいいかどうかが問われている」と問題の本質を指摘した。【関谷俊介】
川内原発 増設拒否へ署名開始 鹿児島、宮崎両県内の団体 2万人以上目標に
西日本新聞(2009/04/28)
鹿児島県薩摩川内市の九州電力川内原子力発電所3号機増設計画に反対する鹿児島、宮崎両県の市民が27日から、伊藤祐一郎・鹿児島県知事に増設を拒否するよう求める初の署名活動を始めた。
鹿児島の市民団体「反原発かごしまネット」や宮崎の環境保護団体「宮崎の自然と未来を守る会」などのメンバーでつくる「増設を止めよう。100日行動実行委員会」の両県委員会が実施。「もし川内原発で大事故が起これば、鹿児島だけでなく南九州全域に大きな被害が及ぶ」として共同での行動を決めた。
活動期間は、チェルノブイリ原発事故があった4月26日(1986年)から広島原爆の日(8月6日)までの約100日間。両県で2万人以上を目標に繁華街などで署名活動し、最終日の8月6日、伊藤知事に署名を手渡す計画。前日には東国原英夫宮崎県知事に対しても、伊藤知事に働き掛けるよう求める。
両委員会は活動への参加者を募集中。鹿児島委員会の橋爪健郎代表世話人は「これ以上原発はいらないとの思いを1人でも多くの県民に広げたい」。宮崎委員会の青木幸雄代表世話人は「活動で世論を盛り上げたい」と話している。鹿児島委員会=099(248)5455▽宮崎委員会=0985(73)1390。
西日本新聞(2009/04/28)
鹿児島県薩摩川内市の九州電力川内原子力発電所3号機増設計画に反対する鹿児島、宮崎両県の市民が27日から、伊藤祐一郎・鹿児島県知事に増設を拒否するよう求める初の署名活動を始めた。
鹿児島の市民団体「反原発かごしまネット」や宮崎の環境保護団体「宮崎の自然と未来を守る会」などのメンバーでつくる「増設を止めよう。100日行動実行委員会」の両県委員会が実施。「もし川内原発で大事故が起これば、鹿児島だけでなく南九州全域に大きな被害が及ぶ」として共同での行動を決めた。
活動期間は、チェルノブイリ原発事故があった4月26日(1986年)から広島原爆の日(8月6日)までの約100日間。両県で2万人以上を目標に繁華街などで署名活動し、最終日の8月6日、伊藤知事に署名を手渡す計画。前日には東国原英夫宮崎県知事に対しても、伊藤知事に働き掛けるよう求める。
両委員会は活動への参加者を募集中。鹿児島委員会の橋爪健郎代表世話人は「これ以上原発はいらないとの思いを1人でも多くの県民に広げたい」。宮崎委員会の青木幸雄代表世話人は「活動で世論を盛り上げたい」と話している。鹿児島委員会=099(248)5455▽宮崎委員会=0985(73)1390。